2009年8月21日金曜日

CDDN

カンテがどっかんて、でっかくなってた

例によって久しぶりにカンテハァハァ記事です。
夏だろうと何だろうと元気モリモリカンテですよ。
カンテを反対から読むとテンカ。
えねーちけーの6年ぐらい前の朝の連ドラは「天花(てんか)」。
これがまた当時、(たぶん)ノンノ専属モデルの藤澤恵麻がヒロインだったんだけどかなりのイモ演技でした。
その後彼女をテレビで見かけたのは、4年くらい前の世にも奇妙な物語特番の、ツマブキ主演の有名作品「美女缶」にチラッと映ったとき。
あとは全く見かけていない。

はい、また脱線ー。
こうやって人は睡眠時間を無くしていくんです。



この記事の後半に差し掛かるあたりで、胴切りエケが並んでる画像がありますが、
その左上。
これは、前々回の時に切り分けた小カンテを、その後頭カットした部分なんですね。

私には野望がありまして、自分ちをカンテ屋敷にしたいんです。
できたからどうなるってもんでもないんだけど、まぁ、カンテがたくさん並んでたらなんかいいかなーって。
2頭になってたカンテを大小切り分けて2鉢に増えたときに、ぼや~っと、そんなことを考えてしまったのでした。
わかってます。アホなんですw。


で、その第一歩っつーことで小カンテを切ってみたってワケでした。
切ったのは5月29日。
これはその数日後の様子。6月11日。
根っこは出ないものかとひっくり返してみる。
実はこれ、頭カットに微妙に失敗してるんです。
成長点まですくい切れなかったんです。

一度、パウダーブルーで同じ様な失敗をしたことがあって、
そのときはカットした頭部分の葉っぱはバラバラになりました。

だけど、今回は葉っぱが全部バラバラになるわけでもないし、
切り口の、画像でいうと、6時から7時の位置に、茎組織をがっつりこそげ取れていたことが分かったので、ここからうまいこと根っこが出てくれるんじゃないかと期待して、そのまま土の上に置いておきました。


こちらは台のほう。
真ん中、残っていた成長点が盛り上がって、新しい葉を展開させようとしています。

拡大。
このカンテを買ったときに、
トニーに 増やすのって胴切りでいけますよね?と聞いたら
「それでも出来るし、縦割りも出来るよ。
縦に割って、そうするとどっちかに成長点が逃げるから、成長点が残ったほうはえぐるんだよ。」
と、教えてもらったことを思い出す。

この部分をこのままにしておくと、栄養は成長点が全部持っていってまた中心部にロゼットを作っていくだけで、目的のカンテの子採りは出来ないので、脇芽を吹かすために、この成長点部分は刃物でえぐりました。



ここで、植物に刃物を入れるときに気をつけること。
ウィルスへの感染。
私は刃物をライターであぶってから切るなりなんなりします。

ニクフェスのときに、Maniac Plants ってお店の店主さんと少しお話させていただいたのですが、
その店主さんは、カット後、切り口に殺菌剤を筆で塗るそうです。
私は単に乾かす派。
ルチアさんの奥さんも乾かす派。
むこーやまさんは切り口にハイフレッシュをまぶすそう。
ハイフレッシュのことを「石の粉。」と言っていたけど。


ちなみにこれの聞き込みをしたときに、どんな道具・刃物で頭カットするのかも併せて聞いたのですが、

Maniac Plantsの店主さんは 
「メスの先をスキー板の先端のようにカーブさせたもの」を刺し込んでくりっと回す

私は
クラフトナイフでザクザクと1周刺し込んでいきます
元はハオの子株を切り離すのにいいよってルミナリエさんに教えてもらって買ったものでした。

ルチアさんの奥さんは
「なんだろう、えーっと、糸」といっていましたが、「糸」と言うのに言葉を考えていたので、
何か独特の呼び名があるんだけど、きっと私に分かりやすく「糸」と言ったのだと勝手に推測しています。
テグスかピアノ線あたりかなと思うのですが。

むこーやまさんは
「カッターの反対側もグラインダーで擦ったもの(削って刃物状にする、つまり両刃になる)で1周突いてくのがいいよ」
とのことでした。


話はさらに脱線するのだけど、
よくウィルス問題で挙がるのが ブルーライト。
Maniac Plantsの店主さんも、
「出回ってるブルーライトはほとんどウィルスに感染している」と言っていた。
それってどんな症状がでるんですかと尋ねたら、
「特に夏の暑い時期なんかにまだら模様が浮かぶ」
とのこと。

今のうちのブルーライト
写真だとあんまりわかんないんだけど、あーこれなのかなっていう、葉の肌にマーブル状って言うかそんな模様(と、果たして言っていいのか?)が出てるんだよね。

むこーやまさんとこでは
「ウィルス罹病(りびょう)株はカットしても子吹きがあんま出ないよね。
こないだカットしたブルーライトはたくさん吹いたから、ウィルスにかかってなくて元気ってことなんだと思う」
ということも聞いた。

さらに
「カンテはあんまり増えにくいよね」
とも言っていた。

ブルーライトは交配種、カンテは原種。
交配種は雑種強勢というのがかかるから、納得っちゃあ納得の証言だ、と思った。

で、やっと話はカンテに戻るわけです←相変わらず脱線長いな、オイ。


7月4日
頭部分 無事発根。

台部分 子吹き順調

同 7月21日


時は流れて
8月4日 2頭採れたw

頭部分も元気です。成長点が抜けたロゼットw。
立派に切り株としての余生を送っているw
ちなみに台の右側にいっぱい並んでるのは花茎につく葉っぱ(stalk-leaf)。
葉挿しできんのかな~?と並べてみた。
見てる限りでは無理っぽい。

stalk-leafをむしりとった後の花茎


ちなみに花
7月4日


そして
8月4日

今日のカンテ


明日、友達のお呼ばれで池袋に行くので、時間があったら西部屋上に初潜入してみます。

4 コメント:

ちょこ さんのコメント...

初めましてこんにちは。
初心者なので今見てビックリしてるんですが、ロゼット部分切る時にえぐるんですか??

真っ直ぐ切ってました。。。
だから芽が出ないのね(泣)

あべ さんのコメント...

ちょこさん

初めましていらっしゃいませ~。
その節はデスメチアナとこころのお買いあ・・・ゲフンゲフン(8月20日の記事拝見しました。笑)
お世話になりました。

んーと、
真っ直ぐ切って 芽が出ない
とはどんな感じなのかちょっと分からないんですけど、
切るときに、
上の部分は成長点を含めて、下の部分には何枚か葉が残るように切る
ようにすると、どっちも上手に生かすことが出来ます。

えぐるのは、その目的を果たすための手段(ずいぶん大げさな書き方ですが)といったところになります。


http://tsin-nanchatte.blogspot.com/2008/11/cgpt.html

この記事↑にもタニクカットのことを書いていますので、参考になればと思います。

ちょこ さんのコメント...

あ…その節は(笑)

デスメチアナとこころは、東北の朝夜の寒空に晒されほんのり色付いてます。

葉を残して胴切りって事を最近知って高砂の翁を葉残さずガッツリやっちまった私です。

多肉カットの記事参考になりました。富士を増やしてうっとり見惚れる自分を想像してる所なので、もう少し大きくなったらチャレンジしてみます!

あべ さんのコメント...

ちょこさん

とーほぐは朝晩冷えてきて、色づきも動きもよくなってきましたよねー!

葉を残さずに切ってしまっても、もしかしたら新芽が吹くかもしれないので、捨てずにとっておくといいですよ!
葉を残したほうが確実、って話なだけですので。

富士もきれいな種類ですよね。
私も好きで、増やし中ですが、今は動きが悪いですね~。もう少し涼しくなったら植え替えて、切ろうと思ってます。